日本が世界に誇れるものをひとつあげるとするなら、もてなす心ではないでしょうか。お招きしたお客様に心をくばり、礼を尽くしてお迎えする文化は私たちの貴重な財産です。それは"和敬清寂"という言葉が説く茶道の精神に通じます。「大師会」は明治29年の発会以来、お茶会という場を通して、和を尊び、相手を敬う日本人の美しい感性を守り、受け継いできました。一世紀以上もの歴史のあるこの会を、今後はより開かれた交流の場として生かし、日本の文化芸術の発展に寄与していきたい所存でございます。
公益財団法人 大師会
会長